最近海外からですが、FacebookなどのSNSで集団的自衛権に関する意見を目にします。
一連のニュースやテレビや日本の人々の様子を見て浮かんだ感想は…
やっぱり台湾の立法院(国会)占拠ってすごかったんだなっていうものでした。
彼らはやることは日本より大胆でした。
日本では国会や首相官邸を取り囲んデモをしてましたが、彼らは国会そのものを占拠したからです。
その大胆さと同時に彼らは民主主義に配慮していました。
彼らが問題にしたのは、サービス協定(TPPみたいなもの)が結ばれて、その先に待っている未来と、そして同時に問題にされたのは
プロセスだと思います。
台湾では、馬英九国民党のやったことを黒箱服務といって、重要な事項にも関わらず国民や議会が決定のプロセスに関わることなく勝手に物事が決定したことを問題にしました。
サービス協定に反対か賛成に関わらず、プロセスは問題視されるべきだからだと思います。
海外にいるので、日本のテレビは見ていませんが「戦争は嫌だ‼」とかテレビで芸能人が叫んでて
論理もクソもないんだろうなぁと考えています。みんな戦争はいやです。
戦争をしないために、憲法はあるし、集団的自衛権もある意味戦争への制止力としてあるのかもしれません。
考えは人それぞれ違います。
最近アジアで起こった印象に残っている抗議運動を集めてみました。
未来を創るのは法、法を作るのはプロセス
まず記憶に新しい台湾の立法院
当時の台湾の写真を集めてみました。
ECFA要公投〔国民投票が必要〕 破黒箱〔黒箱を破れ〕
誰も知らないなか議会をひとりでに通過したので「黒箱」と呼ばれています。
またECFA反対とか「今日ここで立ち上がらなかったら明日立ち上がることはできない」
というメッセージも見受けられます。
プロセスは問題視されていますし、彼らの必死さを感じ取ることができます。
また、関心の高さも窺い知れるでしょう。
自分たちは何を主張し、何を問題視するのか
2012年 香港:反国民教育運動
2012年に香港の教育現場と現役学生から始まった運動で、
中国政府が認定している教科書とカリキュラムの香港への適応に抗議した運動で、
反洗脳教育運動と呼ばれています。
残念ですが、よくわからないんですね。
どっちかというと左翼団体の集会にしか見えない・・・
http://www.youtube.com/watch?v=Ov7WCG2RCmA
これも見てみました。
よくわからないです。戦争反対ですね。そうですね。なんか叩いてますね。
みんな戦争は嫌だと思いますよ。
政治団体入っちゃうとまぁ政治活動にしか見えないですね。
〔というか政治活動なんでしょうね〕
今回は解釈改憲ですか、戦争反対ですか。
たぶん解釈改憲に対して問題提起をしているわけではなさそうです。
Facebookなどもたまに見ているんですが、あまり理性的で30分くらい考えて投稿してみましたみたいな感じのものは見受けられません。
(さっきの香港反国民教育の時の投稿と同じような感じのものって見てません。)
あまり考えないで書き込まれたものが多いですね。
もう少し理性的になって、ことの背景から問題点から、外的要因、内的要因から考えてみた方が良いのではないでしょうか。
解釈改憲について
今回私が問題だと思っているのは解釈改憲です。
この是非について議論があっても良いのではと思っているのですが、
前述の「戦争反対!!」って叫んでるせいか国民の脳内から消えつつあるトピックです。
叫びながら考えるって難しい、というかできない。
(ちなみに私は「武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては」と書いてあるので現状自衛隊は合憲だと思っていますが、これも議論の範疇に入るからでしょうか。でも自衛隊法はすでにありますね。)
「なんで? 集団的自衛権いいじゃん」って言ってる人も多いですが、その話してませんし、
憲法って何も九条だけではありません。
例えば27条
で明日から共産主義や社会主義の政党が政権をとって解釈改憲で・・・
って考えると恐ろしいかもしれません。
ニートは憲法違反ですか。そうですか。
(例えが悪くて申し訳ございませんが)
もし、集団的自衛権の行使や個別自衛権について、状況が許さず憲法が現実に合わないのなら、
正当なプロセス、つまり国民投票に基づいて、憲法を改正する必要があります。
もし、憲法改正なしに、それと同じ効果を得られるのなら、悪しき前例になりかねないと思います。
私事で申し訳ありませんが、私が海外にずっと住んでいる理由の1つは日本の民主主義の雰囲気に耐えられなかったからです。
311以降の菅さんを支持しろコールのキャンパスやテレビの世論は非常に均一で、
みんな考えてから話してるのかなと疑問に思いました。
なんかロボットみたいなイメージです。
今回も同じような感じかなって気がしてしまっています。
台湾や香港での運動を見ていると、とても民主主義的で主張について配慮があり、周りの人もそれをよく知ってます。
その学生でも知っている民主主義の基礎の部分を、私も含めて、日本の大人は知らないのかなと思います。
残業で考える時間も不足してますし、今の家庭や学校の教育で考える能力も不足していると思います。
勝手で申し訳ありませんが、将来結婚して、自分の子供がこんな感じになってしまうなら、
日本人としてのアイデンティティを持ってほしいけど、日本の学校には行かせたくないなとか考えてしまいます。
働くだけ働いて、意見も持てなくて、知らないうちに周りの世界は変わっていく。
なんか悔しくないですか。
日本で議論を呼ぶトピックとなっている集団的自衛権ですが、
残念ながら、それを通して考えた現状について、結論は、
日本の民主主義は台湾や香港と比べて劣っているなということでした。
私はいつか日本に帰って国に貢献したいと思っています。
私の日本に帰りたいという思いの強さと捉えていただき、
一人の日本人の主張として、心の片隅に置いていただければ幸いです。
戦争をしないために、憲法はあるし、集団的自衛権もある意味戦争への制止力としてあるのかもしれません。
考えは人それぞれ違います。
最近アジアで起こった印象に残っている抗議運動を集めてみました。
未来を創るのは法、法を作るのはプロセス
まず記憶に新しい台湾の立法院
当時の台湾の写真を集めてみました。
ECFA要公投〔国民投票が必要〕 破黒箱〔黒箱を破れ〕
誰も知らないなか議会をひとりでに通過したので「黒箱」と呼ばれています。
またECFA反対とか「今日ここで立ち上がらなかったら明日立ち上がることはできない」
というメッセージも見受けられます。
プロセスは問題視されていますし、彼らの必死さを感じ取ることができます。
また、関心の高さも窺い知れるでしょう。
自分たちは何を主張し、何を問題視するのか
2012年 香港:反国民教育運動
2012年に香港の教育現場と現役学生から始まった運動で、
中国政府が認定している教科書とカリキュラムの香港への適応に抗議した運動で、
反洗脳教育運動と呼ばれています。
その時に、大学生が六四天安門で使われた自由の女神を持ち込んだようなのですが、中高生の団体によって即時に撤去されました。香港で民主政治よりの某Apple Dailyが上の写真のような記事を配信し、香港市民の反感を買いました。
どんな感じなのかは、Facebookのコメントを見ればわかるかと思います。
ちょっと話それますが、日本のマスメディアは炎上するのが怖いのか、インターネットでもコメント欄のないニュースページが多いですね。2ちゃんねるみたいにたくさん人が来て良いと思うのですが(笑
抜粋するとこんなコメントがありました。
請問你地,何來有「民主女神來打氣」之意?只是將反洗腦運動性質更複雜,
すみません。自由の女神が応援しに来るってどういう意味ですか。
これは反洗脳運動の性質をさらに複雑にしています。
請蘋果日報不要傷害學民思潮﹗
蘋果日報は學民思潮を傷つけないでください。
つまり抗議する際は何を抗議するかということがとても重要です。
中国の国民教育に反対する運動に「自由の女神」を持ち込んで中国や香港の民主化運動と混合するようなことはしてはいけません。
そして、アップルデイリーも香港で特定の政党を支持しているメディアですが、学生運動は特定の政党とは関係ありません。
また、台湾の時でも学生の代表は「民進党が私たちと一緒に政府を追及するのはかまわないが、私たちは民進党とは関係がない」と発表しました。
つまり、自分たちには自分たちの立場があって、特定のTopicを問題にしているよということでしょう。
また、この學民思潮という団体を結成しているのは中高生で、自由の女神を追い払ったのも中高生です。
ここに詳しく書いてあります。勉強になりました。
では日本の集団的自衛権に関する抗議活動を見てみましょう。
残念ですが、よくわからないんですね。
どっちかというと左翼団体の集会にしか見えない・・・
http://www.youtube.com/watch?v=Ov7WCG2RCmA
これも見てみました。
よくわからないです。戦争反対ですね。そうですね。なんか叩いてますね。
みんな戦争は嫌だと思いますよ。
政治団体入っちゃうとまぁ政治活動にしか見えないですね。
〔というか政治活動なんでしょうね〕
今回は解釈改憲ですか、戦争反対ですか。
たぶん解釈改憲に対して問題提起をしているわけではなさそうです。
Facebookなどもたまに見ているんですが、あまり理性的で30分くらい考えて投稿してみましたみたいな感じのものは見受けられません。
(さっきの香港反国民教育の時の投稿と同じような感じのものって見てません。)
あまり考えないで書き込まれたものが多いですね。
もう少し理性的になって、ことの背景から問題点から、外的要因、内的要因から考えてみた方が良いのではないでしょうか。
解釈改憲について
今回私が問題だと思っているのは解釈改憲です。
この是非について議論があっても良いのではと思っているのですが、
前述の「戦争反対!!」って叫んでるせいか国民の脳内から消えつつあるトピックです。
叫びながら考えるって難しい、というかできない。
(ちなみに私は「武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては」と書いてあるので現状自衛隊は合憲だと思っていますが、これも議論の範疇に入るからでしょうか。でも自衛隊法はすでにありますね。)
「なんで? 集団的自衛権いいじゃん」って言ってる人も多いですが、その話してませんし、
憲法って何も九条だけではありません。
例えば27条
第二十七条
すべて国民は、勤労の権利を有し、義務を負ふ。
で明日から共産主義や社会主義の政党が政権をとって解釈改憲で・・・
って考えると恐ろしいかもしれません。
ニートは憲法違反ですか。そうですか。
(例えが悪くて申し訳ございませんが)
もし、集団的自衛権の行使や個別自衛権について、状況が許さず憲法が現実に合わないのなら、
正当なプロセス、つまり国民投票に基づいて、憲法を改正する必要があります。
もし、憲法改正なしに、それと同じ効果を得られるのなら、悪しき前例になりかねないと思います。
私事で申し訳ありませんが、私が海外にずっと住んでいる理由の1つは日本の民主主義の雰囲気に耐えられなかったからです。
311以降の菅さんを支持しろコールのキャンパスやテレビの世論は非常に均一で、
みんな考えてから話してるのかなと疑問に思いました。
なんかロボットみたいなイメージです。
今回も同じような感じかなって気がしてしまっています。
台湾や香港での運動を見ていると、とても民主主義的で主張について配慮があり、周りの人もそれをよく知ってます。
その学生でも知っている民主主義の基礎の部分を、私も含めて、日本の大人は知らないのかなと思います。
残業で考える時間も不足してますし、今の家庭や学校の教育で考える能力も不足していると思います。
勝手で申し訳ありませんが、将来結婚して、自分の子供がこんな感じになってしまうなら、
日本人としてのアイデンティティを持ってほしいけど、日本の学校には行かせたくないなとか考えてしまいます。
働くだけ働いて、意見も持てなくて、知らないうちに周りの世界は変わっていく。
なんか悔しくないですか。
日本で議論を呼ぶトピックとなっている集団的自衛権ですが、
残念ながら、それを通して考えた現状について、結論は、
日本の民主主義は台湾や香港と比べて劣っているなということでした。
私はいつか日本に帰って国に貢献したいと思っています。
私の日本に帰りたいという思いの強さと捉えていただき、
一人の日本人の主張として、心の片隅に置いていただければ幸いです。
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