3月11日、シドニーの私は教育関係の会社へ面接へ行った。
その会社が入っているビルの1階には労働党のオフィスがある。
5時に面接という約束なので、4時50分にその会社のオフィスへ到着し、SNSを送った。
「Hi, I am in front of your office」
そうすると電話が掛かってきた。
韓国訛りの強い英語で「Does anyone in here?」と聞かれた。
私は女性社員が一人いて、今接客をしている旨を伝えた。
電話の向こうから「I am not in office now, because emergency happen, so I am at home. Can you come tomorrow?」と答えた。
よく要領を得ないが、そういうことらしい。女性社員の接客が終わった後で彼女に面接に来た旨を話すと、彼女は「自分は違う部署の人間なので何もできない」と答えた。
SNSを担当者に送り、明日の3時に再度面接となった。時間を無駄にされたことに苛立ちつつも、緊急なら仕方がないとあきらめた。
翌日3時にまたオフィスに来ると、その韓国人は20分待てと言った。
どうやらアポイントメントをダブルブッキングしたらしい。
20分後「待たせて申し訳ない」と言いつつ彼はこう切り出した。
「私の会社は人を集めて工場やファームに送っている。なにかいいアイデアはないか。」
私は「Gumtreeや日本語のサイトで求人を出したらどうですか」と答えた。
彼はそれは既にやったので違うアイデアが欲しいという。なので明日一緒に2時間働いて私のポテンシャルを判断したいらしい。
質問はたったの2、3問で面接は終了した。そんなことのために私の時間を無駄に使ったことに対して怒りを感じた。
そして同じ日本人をこんな会社から紹介されたコリアンファクトリーやコリアンファームに行かせる仕事につくのは嫌だった。
そして躊躇なく人の時間を無駄にできる人間も嫌いだ。
最近、アジア人であることを恥じる瞬間がある。
それは、アジア人の多くは白豪主義からの政策転換で移民で来た人、ワーホリで来ている人などいろいろといるが、同時にブラック労働や売春、麻薬、そして労働に関する詐欺行為や賃金未払いでトラブルを起こす例があとを絶たない。
実際に日系人社会に対してもこのような問題提起がなされている。
ワーキングホリデーと低賃金労働
http://members.optusnet.com.au/hopec/worholi_low_wage.html
オーストラリアに来て知ったことだが、上のリンクに詳細が書いてる通り、パースの日本食レストランで、時給8ドルで働かされたということで、告発されたという例が書いてある。
この記事を読んだ瞬間、私は日本でまだ対策がされていないブラック労働の悪しき文化を日本人がオーストラリアに輸出してしまったのではないかと懸念した。
(実際は日本人だけではないんだけど)
オーストラリアの社会がもともとどういう社会だったかは私にはわからない。
しかし、今まで行った国の中ではオーストラリアは文化水準も高く、公共施設もきれいで、やはり先進国だなと感じる場面は多々ある。
そのような社会を作り、保つのは容易ではないことだ。
そのための社会システムの一環として、違法労働を告発する機関もある。
低賃金労働や、麻薬の持ち込み、詐欺行為などを外国に輸出したりするのは紛れもなくその国の社会を汚す行為だと強く感じる。
実際に私も韓国系がらみの会社で働いた後、全ての韓国人が悪だとは思わないにしても、金銭面のトラブルや悔しい思いをするのを避けたいので、できるだけ関わるのを避けている。
オーストラリア人の友人にもそのあとに「Be careful for Korean Company」と注意を受けた。
この記事を読んで、私の友人の日系ブラジル人の彼はどう思うのだろうか。
日系人は差別や不遇にも負けず、正直に働き、ブラジルやアメリカの中で社会的信用を築いてきたから、きっと複雑な気分になるかもしれないし、日本人は墜ちたなって思うかもしれない。
私は一時的にしろ、日系社会の一員とみなされていると思うので、そういう移民に関わる問題や、社会問題について、オーストラリア滞在中に考えてみるもの良いのかもしれない。
そしてもともと綺麗だった水ならば、汚したことに対して罪悪感を抱くのは、日本人として普通の感情だと私は思っているし、そういう葛藤というか、悩みは滞在中抱き続けるのではないかなと思う。
その会社が入っているビルの1階には労働党のオフィスがある。
5時に面接という約束なので、4時50分にその会社のオフィスへ到着し、SNSを送った。
「Hi, I am in front of your office」
そうすると電話が掛かってきた。
韓国訛りの強い英語で「Does anyone in here?」と聞かれた。
私は女性社員が一人いて、今接客をしている旨を伝えた。
電話の向こうから「I am not in office now, because emergency happen, so I am at home. Can you come tomorrow?」と答えた。
よく要領を得ないが、そういうことらしい。女性社員の接客が終わった後で彼女に面接に来た旨を話すと、彼女は「自分は違う部署の人間なので何もできない」と答えた。
SNSを担当者に送り、明日の3時に再度面接となった。時間を無駄にされたことに苛立ちつつも、緊急なら仕方がないとあきらめた。
翌日3時にまたオフィスに来ると、その韓国人は20分待てと言った。
どうやらアポイントメントをダブルブッキングしたらしい。
20分後「待たせて申し訳ない」と言いつつ彼はこう切り出した。
「私の会社は人を集めて工場やファームに送っている。なにかいいアイデアはないか。」
私は「Gumtreeや日本語のサイトで求人を出したらどうですか」と答えた。
彼はそれは既にやったので違うアイデアが欲しいという。なので明日一緒に2時間働いて私のポテンシャルを判断したいらしい。
質問はたったの2、3問で面接は終了した。そんなことのために私の時間を無駄に使ったことに対して怒りを感じた。
そして同じ日本人をこんな会社から紹介されたコリアンファクトリーやコリアンファームに行かせる仕事につくのは嫌だった。
そして躊躇なく人の時間を無駄にできる人間も嫌いだ。
最近、アジア人であることを恥じる瞬間がある。
それは、アジア人の多くは白豪主義からの政策転換で移民で来た人、ワーホリで来ている人などいろいろといるが、同時にブラック労働や売春、麻薬、そして労働に関する詐欺行為や賃金未払いでトラブルを起こす例があとを絶たない。
実際に日系人社会に対してもこのような問題提起がなされている。
ワーキングホリデーと低賃金労働
http://members.optusnet.com.au/hopec/worholi_low_wage.html
オーストラリアに来て知ったことだが、上のリンクに詳細が書いてる通り、パースの日本食レストランで、時給8ドルで働かされたということで、告発されたという例が書いてある。
この記事を読んだ瞬間、私は日本でまだ対策がされていないブラック労働の悪しき文化を日本人がオーストラリアに輸出してしまったのではないかと懸念した。
(実際は日本人だけではないんだけど)
オーストラリアの社会がもともとどういう社会だったかは私にはわからない。
しかし、今まで行った国の中ではオーストラリアは文化水準も高く、公共施設もきれいで、やはり先進国だなと感じる場面は多々ある。
そのような社会を作り、保つのは容易ではないことだ。
そのための社会システムの一環として、違法労働を告発する機関もある。
低賃金労働や、麻薬の持ち込み、詐欺行為などを外国に輸出したりするのは紛れもなくその国の社会を汚す行為だと強く感じる。
実際に私も韓国系がらみの会社で働いた後、全ての韓国人が悪だとは思わないにしても、金銭面のトラブルや悔しい思いをするのを避けたいので、できるだけ関わるのを避けている。
オーストラリア人の友人にもそのあとに「Be careful for Korean Company」と注意を受けた。
この記事を読んで、私の友人の日系ブラジル人の彼はどう思うのだろうか。
日系人は差別や不遇にも負けず、正直に働き、ブラジルやアメリカの中で社会的信用を築いてきたから、きっと複雑な気分になるかもしれないし、日本人は墜ちたなって思うかもしれない。
私は一時的にしろ、日系社会の一員とみなされていると思うので、そういう移民に関わる問題や、社会問題について、オーストラリア滞在中に考えてみるもの良いのかもしれない。
そしてもともと綺麗だった水ならば、汚したことに対して罪悪感を抱くのは、日本人として普通の感情だと私は思っているし、そういう葛藤というか、悩みは滞在中抱き続けるのではないかなと思う。