2011年6月2日木曜日

無料のチケットに350ドルの燃油サーチャージ

ニューヨークタイムズはマイルを交換した無料の航空券に燃油サーチャージが課金されることについて報道した。

例えばブリティッシュエアラインの無料チケットには530ドルが課金されているという。
他にもヴァージンやエアカナダ、ルフトハンザ、全日空などが無料チケットにサーチャージを課金することで知られている。

http://travel.usatoday.com/flights/post/2011/05/free-tickets-fuel-surcharges/172392/1

 あまり関係は無さそうだが、私もアジアの某航空会社のチケットを5,000JPYで買ったことがある。
インターネットで取引が進むにつれて、空港使用料、税金が加算され、最終的に9,500JPYになった。
でもまだ安いと思う。その後、空港まで行き、荷物を預ける際に3,000円課金され、最終的に12,500JPYになり2.5倍に膨らんだ経験がある。

 しかし無料チケットだろうがプロモだろうが買った者がちで、その時飛ばなきゃいけなかったし、飛びたかったんだからいいじゃないかと開き直ることにしている。

2011年6月1日水曜日

原油相場、70-80ドルがサウジアラビアの利益につながる !!

 サウジアラビアのアルワリード王子は、同国にとって最も利益になる原油相場水準は1バレル当たり70-80ドルであるとの見解を示した。この水準であれば欧米諸国は代替エネルギー源を急いで開発する必要性が低下するためとしている。

  アブドラ国王のおいに当たるアルワリード王子は29日放映予定の米CNNの番組「ファリード・ザカリアGPS」のインタビューで、「欧米諸国が代替エネルギー源の開発を推進することを望んでいない」と述べ、「原油相場が上昇すればするほどこれらの国々が代替エネルギー源を開発しようとするインセンティブが高まる」との見方を示した。

  アルワリード王子は、リビアでの暴動やバーレーンでの政情不安、投機的な買いが原油相場を1バレル当たり100ドルを超える水準に押し上げたと指摘した。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物7月限の27日終値は、前日比36セント高の100.59ドル。過去1年間では35%上昇している。

(原文)Alwaleed, who owns Citigroup Inc. shares and ranks 26th on Forbes magazine’s list of the world’s richest billionaires with a net worth of $19.6 billion, said he continues to invest in the U.S. and that the nation is “down, for sure, but it is not out.” Standard & Poor’s lowered its U.S. credit-rating outlook on April 18 to negative, citing the widening budget deficit.

個人株主では最も多くシティグループ株を所有しているアルワリード王子はフォーブスで世界26位の億万長者としてランクインし、196億ドルの資産を保有する。彼は米国への投資を継続することに言及した。王子は「アメリカ経済が低調であるのは知っているが、最悪というわけではない。クレジットアンドプアーズは4月18日からアメリカの歳出超過を受け、信用格付けをネガティブなものに落としている。」述べた

Saudi Arabia needs to enact laws that allow for greater public participation in government, Alwaleed said. U.S. President Barack Obama’s administration is seeking to encourage pro-democracy movements inspired by those that ousted longtime leaders in Tunisia and Egypt as part of the so-called Arab Spring to create broader, regional changes.

サウジアラビアは政府への行政参加を促す法律の制定を必要としている。アルワリード王子は、「アメリカのバラク・オバマ政権はエジプトやチュニジアで起こった、いわゆるアラブの春に触発された市民による民主化運動の広がりを期待しており、地域を変革するそれらの動きに加担する道を探している。」と話した。

(いまいち上手く訳せませんでした。原文を参照してください…)

from:
日本版:http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90920017&sid=anFZCA_XWsWA
英語版:http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=jp09_newsarchive&sid=anhGUicpMzhc

日本語版でなんか中途半端だなってニュースでも英語版を見ると「おまけ」があったりします。
もし時間に余裕があり、情報が欲しい場合はもう少し踏み込んでみてはいかがでしょうか。

2011年5月31日火曜日

低価格のソーラーパネルを実現する中国とバングラディッシュの合弁事業

中国企業とバングラディッシュ企業の合弁会社が、低価格でかつ高性能なソーラーパネルの供給を開始する。これは成長が著しい両国の(特に農村の)グリーンエネルギーマーケットに向けた製品だ。発表によるとBangladeshi Auto Power Private LimitedとChinese Zhejiang Jinxi Solar Energy Equipment Company Limited(浙江金禧太阳能设备有限公司)は来年にも生産を開始する予定だ。

格安ソーラーパネルを作る工場はすでにGazipurに建設されており、消費者のレベルの高い要求に対応するため50wから1500wに対応する製品を低価格で供給する。現在は中国から部品と機械を輸送する準備を行っており、生産できる状態になるまで3カ月を要する。

この工場では価格で400,000タカ(486,000円)の大きな物から15,000(18,200円)と小さい物まで様々な価格帯の製品を生産し、供給予定の物は現在市場に出回っているソーラーパネルよりも安い。会社発表によると30,000タカで購入できる300w用ソーラーパネルは省エネ電球4個分、400,000タカで購入できる1500w用のソーラーパネルは、省エネ電球20個分を点灯させることができるそうだ。

このニュースは2010年9月27日付のものです。
from Energy Bangla
http://www.energybangla.com/index.php?mod=article&cat=GreenPage&article=2751

2011年5月29日日曜日

インド人俳優 Rajinikanth 療養のためシンガポールを訪問

 南インドの俳優であるRajinikanthが療養のためシンガポールに到着した。彼は高齢化による体力の消耗に悩まされており、マウントエリザベス病院に入院している。彼は二人の娘を義理の息子と一緒だ。
 タミル映画産業のスーパースターと親しみをこめて呼ばれる61歳の俳優はチェンナイの病院に入院し、そして次の映画の撮影に入ろうとしていた。しかしチェンナイでは空気感染の危険性をはじめとして様々な危険があるため、シンガポールを訪れることになった。

 彼の義理の息子、Dhanushはメディアに対して、家族のプライバシーに対して言及を避けたが、Rajinikanth氏が安定した状態にあると明らかにした。病院もまた、プライバシーやアイデンティティーなどについて守秘を要請する患者に応えるため容態に対しての言及を避けた。

 しかし、それにも関わらず、熱狂的なファンは病院を訪れ、彼の状態を良く知っていた。

彼の熱狂的なファンであるThenesh Kumarは: "I just heard the news this afternoon saying that he's not feeling well and he's travelling from India to Singapore and being admitted to this hospital for treatment. So I thought I could just visit him, if it's possible I could see him. So I just came down here for a while. I just hope he gets well soon and (gets back to) his acting career."と我々に明かした

ソース:チャンネルニュースアジア:http://www.channelnewsasia.com/stories/singaporelocalnews/view/1131797/1/.html
(誤訳があったらごめんなさい…)

まずここで注目したい事は、インドや中国など経済発展が著しいが、医療に不備がある、また病院に入院すると命の危険に晒される要人や財界人がたくさんいます。チェンナイの場合では衛生面に問題があるため、お金を持っている人はインド洋を渡り、シンガポールを訪問します。
 彼のような、またより重要度が高い要人を受け入れる条件として、医療技術の高さや衛生面は当然ですが、なによりも患者のプライバシーを守らなければならないという事が挙げられます。

 日本では病院の技術力は高いという資源がある一方で、少子高齢化により医療に関する社会福祉が国の財政を圧迫しかねません。ここで中国やインドから高所得の患者を迎え入れ、秘密の保持を約束し、良いお客様になっていただくということが手段としてアリだと思えそうです。

2011年3月31日木曜日

東電へ2兆円緊急融資

私は、この度の原子力発電所の事故によって、国防、安全、生活保障、産業などの様々な面から
原子力発電のリスクの高さを認識しました。

今後、保障や電気行政のあるべき形を考えていく事になると思います。

そのような中、読売オンラインなどによると2兆円の緊急融資が東京電力に対してなされるそうです。
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20110323-OYT1T00551.htm

それに対してTwitter上では慶応大学経済学部教授の金子勝先生をはじめとして

経営責任追及なき東電への資本注入なんてあり?」

と考えている方が沢山いらっしゃるというのもまた事実です。
このような状態の中で興味深い意見がありましたのでご紹介したいと思います。

こちらです。
http://www.google.co.jp/gwt/x?client=twitter&wsc=tb&wsi=ea0702f36037db0d&u=http%3A%2F%2Fwww.eco-reso.jp/feature/cat1593/20110318_4983.php&ei=vl6TTe7UJtajkAX7xpnaDA&ct=pg1&whp=30

その中で私が興味深い意見だと思ったものを抜粋してみます。(長いですが…)


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田中 実際にそうですね。

少し話はそれるかもしれないけれど、そこから先の話を少しだけさせてほしいんだよね。実は、原子力発電は保険に入っているんです。「原子力損害賠償制度」というものなんだけれど、1200億円までは保険がおりるの。イギリスのロイズに再保険をかけているから、使うことになってもイギリスの貴族の懐が痛むだけなんだけどさ。

小林 そういう仕組みがあるんですか。

田中 でも、どう考えても今回はその額だけでは足りないわけです。そういう時は国と電力会社があとは負担します、となっている。でも、国だって今は財政が厳しい。一方、東京電力は、ここまでは豊かだった。この構造がある意味チャンスなんです。国は一度はお金を払わざるを得なくなるけれど、その分あとで東京電力によこせと言わざるを得なくなるでしょう?その時に、東京電力が持っている送電線を担保に取ってしまえばいい。インフラとなる送電線を、道路のように自由利用の原則に戻してしまうわけです。そうなれば、みんなが原発以外の方法で作ったエネルギーを流すことができるようになり、欲しい人はそこから買えばいいわけだから。すると、いきなりヨーロッパ型の電力体型にもっていけるわけなんです。

小林 なるほど! 始めて光が差してきた(笑)。

要するに、今までは送電線を電力会社が持っていたから、誰かが他の方法でエネルギーを作ることができてもそれを送ることが難しかったわけですよね。その問題が解消する道筋になるわけですか。

当然今回の事故は1200億円では足りる感じじゃないですよね。海水を入れてしまっているし、あれを再開するのはとんでもない費用がかかることでしょ?

田中 あれはもう直せないと思うけれどね。今までは原発事故の時には、その修復に保険を全て使っていたわけです。柏崎の原発事故のときも、実はロイズが壊れた部分の修復を全部負担しているわけだから。一方で、例えば個人が被災して家に帰ることができないから福島からどこかに転居して暮らさなければならないというときに、そういう費用は今までだと自治体が負担するか、結局は賠償されないかどちらかだった。

でも今回は、そういう費用も電力会社に負担をしてもらおうという仕組みを作るべきだと考えていて。

小林 確かに今回はそういう責任が東京電力なり、国にはっきりとあると言えそうですよね。

田中 実は今、大阪で被災者の避難費用の請求を準備してるんです。このままでは善意の人たちの義捐金から払われますね。でも原因を作った東京電力という加害者がいるのに、その被害を市民が負担するのはおかしいと思うんです。それを弁護士に頼んで、政府と話し合いをつけてという道筋で。今回の被害はとても1200億円では足りないから、どっちにしろ政府が負担することになります。でもそれなら代わりに政府が送電線をもらいうければいいと思うんです。

自由参加できるエネルギー業界に

小林 なるほどね。それにしても、そもそもなんで国は、送電線を国の管理物にしなかったんですかね?

田中 戦前には、600以上の電力会社があって、各駅ごとにあちこちにあった。それが戦争が始まるときに、政府が「日本発送電株式会社」といって、勝手に全てひとつの電力会社にしてしまったんだよ。それを戦後になってみんなに分けなくちゃいけなくなって、九つの地域に分けたから9つの電力会社ができたわけ。実はそのときに、戦前にその中の多くの発電をしていたのは各自治体だったんですよ。その県が「ふざけるな、返せ!」という運動を起こして1965年まで戦っていたんだけれど最終的に負けてしまった。そのときにどうしたかというと、施設を取られてしまった自治体には、株券を返している。だから、東京電力の第三位の株主は東京都、中国電力の第一位の株主は山口県、というふうになっているわけ。

小林 なるほどね。

田中 そういう仕組になっていたので、9つの電力会社が全ての送電線などを押さえるというかたちは戦時中以降の体制で、それまでは自由にやっていた。そのころの東京電力は「東京電燈」といって、東京周辺でしかやっていないちっちゃなガス屋みたいなもんだったんだよね。それが今、世界最大の会社になっちゃったわけだけれど。大きな仕組みを維持するには大きな仕組みじゃなくちゃいけないでしょう? だから、巨大な原発を建てて、そこから全部配りますよという巨大なヒエラルキーを作ってしまった。それを今度は地域分散にしていかなくてはいけない。そのほうがコストも安いしね。今まで、青森県に作ろうとしてきた東京電力の東通原子力発電所は、東京までの送電線だけで3兆円くらいかかるの。実は電力会社の最大コストは発電所じゃなくて、発送配電の送電線なんだよね。その送電線を国に戻してもらうことができればと。

小林 そうした方がいいよね。

田中 既にヨーロッパはみんなそういう仕組みなんです。発電、送電、配電といって、発電所は自由に誰かが作ればいい。送電線は道路みたいなものだから、国が持つ。それで、配電線も民間企業が勝手にやればいい。

小林 配電線というのは、家とかに電力を配っていくものですね。

田中 そう。そうやって3つにわけて、真ん中の送電線だけを公が持って維持していくから後は自由にやっていいですよ、と。

小林 その代わり、大事な部分に関してのジャッジは国ができますよ、という。国民の総意が生かせますよね。これは、子どもにも分かるすっきりとした話だよね。今まではだからなんだか変だった。

そうか。送電線を電力会社が全部押さえていたら、つまり風力発電や太陽光発電を作るといっても分配はみんな電力会社に決められてしまうわけだったんですね。

田中 今までは本当に不幸なことに、「規模は小さいけれど水力発電で作った電気を買ってください」といっても、「買いません」と断られちゃうんですよ。買ってもらえなくて、いくらでも二酸化炭素を出さずに発電しているのに使えないんですよ。

小林 ものすごいすっきりした。情報を整理すると問題点が明確に見えてきますよね。

今のこんな状況は誰も望んでいなかったけれど、今回の大打撃があって始めて、今まで分厚い鉄壁に守られてきた構造に、改善をするためのスキができたわけですよね。僕と優さんなんかは、今までもずっとこういう会話を繰り返してきたけれど、今だからこそできる話があるわけです。

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ということなんだそうです。

私は感心しました。送電線と一部の発電所は国持ちであとは個人事業というのも良いと思いました。

でも少し疑問も浮かびました。

電力を作った供給者がいるとして、また別の需要者がいるとします。

供給者が作った電力を需要者が受け取るとすれば、国が保有する送電線のところで様々な供給者が作った電気は一緒になるのでしょうか。供給者が作った電力と需要者の使用量を見える化できれば可能かと思いますが。

そこあたりの仕組みはどうなっているのか、暇があれば調べてみようかと思います。



実際に停電が国民生活に悪影響を及ぼしています。
それを解決できるのは発電所の分散(リスク分散)かななんて思ったりします。


個人的に考えたベターな案としては、各自治体が発電したり電力供給できればいいのではないかなということです。

現在利用している発電できそうな施設といえば、ごみ焼却施設です。
どこかで拾ってきた資料(http://www.sce-net.jp/pdf/R-01.pdf)によると
アメリカでは102か所のプラントが2820MW(282万kw)を発電しているそうです。

日本と欧米の違いを抜粋するとこんな感じ

アメリカやドイツは蒸気タービンの入り口温度が400~500℃と高いのに対して日本は300℃くらい。
1か所あたりの発電量が少ない。発電効率がよろしくない。
日本でも新しく発電関連機器を増設できれば発電効率をアップできる。


で、それをしてどんなメリットがあるの?ということなのですが、

発電効率を欧米並みに高められれば石油に換算して年間約80万キロリットル分のエネルギーを得られるようです。そして今発電してない所が発電効率25%の機材を使って発電を始めれば、石油に換算して約250万キロリットル分と、全石油消費量の約1%に相当する電力が得られます。

だそうです。PDFの筆者の推算だそうですが。

他にも個人で作っているソーラー発電の電気、そして六本木ヒルズのように建物で電気を自給自足している例もあります。http://www.mori.co.jp/img/article/110317_1.pdf
例えばこれと同等の設備を個人で所有すれば電力事業ができるわけです。
NEXCOや首都高などでは道路の振動を使って発電できるような機器もあるので、電気の市場化が進んで身近な物の電力化の動きがでてくればいいですね。
http://smartshimbun.jp/column2/8/ (ラーメンズ片桐さんが紹介してる振動発電)


なにはともあれ、私としては地域の停電により産業が停滞することを防ぐ手段として個人がその地域に発電施設を持ったり、自治体がゴミ処理などを発電に応用することは良いことだと考えています。


余談ですが、私も今現在就職活動を行っている立場上、このように電力事業が自由化されて雇用が創出されることを陰ながら期待しています。

P.S.北の国からでクソ発電なる話題がでてきましたが、あれは実現可能なのでしょうか…